青く晴れた空を賑やかに彩る庭園の松林と桜の木々、穏やかな春の日差しを浴びながら、ちからいっぱい声を響かせる鳥達にも囲まれて、生命の息吹と春の便りを堪能するのでした。
偶然にも関東ではほぼ満開の見頃と言われた暖かなこの週末、お花見へ行ってきました。
訪問したのはかつて戦国の世で北条氏の本拠地、難攻不落の名城として有名な小田原城です。
関東でも屈指の桜の名所と聞いてはいましたが、ここまで見事とは思いませんでした。
この日、まず驚いたのは小田原駅東口を出て右手、お城通りと呼ばれる小田原城へまっすぐ向かう道に連なる人の数!どうやらこの日、小田原城で「小田原おでんサミット2025」&「骨董市」なるイベントがやっていたようです。当該イベントが開催されていた小田原城の二の丸広場では幾重にも見える人の列と最後尾を知らせる係員の声。当初これを見た時には、昨年の上野公園を上回る盛況に、こんな人ごみの中をかき分けるのを想像して若干げんなりしたほどです。
そしてこれが当該イベントの列だと知るのは帰路につく頃でした。

知らなかったのもそのはず。私はおでんではなく、お花見兼ピクニックを楽しむために全力でおべんとを準備していました。「場所…?小田原城とかでいいんじゃない?」当日までそんな感じ。
事前にいろいろと準備を重ねて迎えた当日、朝から1時間以上をかけておべんとをこしらえました。

いかがでしょう。写真だとそこまで多く見えないですかね。
何度振り返っても過積載だったボリュームのおべんとの登場人物達です。後悔はしていません。作りながらも私の心中は「本当に箱に入るのか…?」若干の不安とわくわく感とで満たされていました。
おでんイベントの会場を抜けるとお花見の人はそこまで多くない印象でした。全体の来場者の1~2割もいたかどうか。よほど場所を選ばない限り、余裕で場所がとれます。頭の中は「おでんと桜」でいっぱいな人が多いのでしょうか。まあ鈴廣さんで有名な練り物の街、小田原です。私は以前小田原でおでんと日本酒を堪能したこともあったので、そこまで執着もなく。

どうして青空の下、芝生の上で足を伸ばして、食べるお弁当はこんなに良いのでしょうかね。
小田原城天守閣は外から見て人で埋まっているのがわかるほどでした。天守閣最上階の通路が人で真っ黒に見える…。比較的近所の私はわざわざそんなところに突っ込もうとも思わず、小田原城を後にするのでした。
また来年来ようね!

読んでくれてありがとうございました。
よーく
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